Raspberry Pi B+ NAS化計画4 Raspberry PiにHDDをマウントする。その2
HDDのエラーは取れたが、Read-Onlyでマウントされてしまい、調査した結果、ntfs-3gというパッケージが必要であるということが判った。
そこで、今回はntfsでフォーマットされているHDDをRead-Writeでマウントする。
ntfs-3gとは?
NTFSのRead-Writeに対応した実装。
Raspberry PiでNTFSをRead-Writeでマウントするため、これのインストールする。
1.ntfs-3gをインストール
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get install ntfs-3g
2.uidの確認
idコマンドを使用してpiのuidを確認する。
pi@raspberrypi ~ $ id
uid=1000(pi)...
これにて、piのuidは1000であることが判る。
ちなみに、他のユーザーのuidを確認するときには、
$ cat /etc/passwd
を使用すると良い
3.マウント先のディレクトリの作成
マウント先ディレクトリをpiのホームディレクトリにする。
pi@raspberrypi ~ $ mkdir /home/pi/hdd
4.fstabの変更
下記コマンド
pi@raspberrypi ~ $ sudo emacs /etc/fstab
でfstabの/dev/sda1に関する行を
/dev/sda1 /home/pi/hdd ntfs-3g defaults,uid=1000 0 0
に変更する。なお、ここでのuidの値は2で確認したpiのuidを入れる。
5.再起動
sudo reboot -n
6.確認
まずはCLIで確認
pi@raspberrypi ~ $ ls -l
drwxrwxrwx 1 pi root 16384 Dec 26 15:16 hdd
アクセス権を見ると、Read-Write可能であるので、OK
次にSambaで確認
・ubuntuのNautilusの左側からサーバへ接続を選ぶ
・Raspberry PiのIPアドレスを選択する
・public内のhddフォルダにアクセスし、読み書きできたのでOK
所感
これで手持ちのHDDが家庭内LANで使用できるNASとすることができ、一先ずRaspberry Pi B+ NAS化計画で期待する性能の1つである「家庭内LANから、CIFSでHDDにアクセスできること。」を達成することができた。
次回からは期待する性能の2つ目「外部ネットワークから、CIFSまたは同等の手段でHDDにアクセスできること。」に取り掛っていく。
※前回の記事はこちら
※その1はこちら
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