メモ程度な日記

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イモビライザー搭載車のキーレスエントリー突破の手口が興味深かった

先日、自動車のキーレスエントリーに関する記事

自動車のキーレスこじ開け強盗を「冷蔵庫」で防止できるかもしれない理由とは? - GIGAZINE

を読んだ。

犯罪者は、イモビライザー搭載車のキーレスエントリーをどのようにして突破しているのか、以前から気になっていたのだが、ここにその答えがあった。

(なお、本記事の目的は犯罪抑止のために、犯罪の手口を知っておくことである。)

 

1.前提:キーレスエントリーのリモコン電池切れ対策

イモビライザー搭載車のキーレスエントリーはリモコンの電池切れ対策のため、RFIDに代表されるパッシブ方式の通信を行う機能を搭載している。

これは、リモコンが電池切れとなった場合、例えば車のドアノブに手をかざすと、車が電波を出し、その電波を受信したリモコンが、受信した電波を電力として、応答を返す方式である。

 

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2.犯罪者が使用する機器「パワーアンプ」による解錠の仕組み

犯罪者は、前記のリモコン電池切れ対策の脆弱性を利用して、下記の手口で解錠する。

2−1.前提の例を用いると、犯罪者はドアノブに手をかざし、車に電波を出させる。

2−2.その電波を、「パワーアンプ」が強力な電波へと増幅し、遠くまで届ける。

2−3.すると、車から遠く離れたところにいる正規のリモコンがその電波を受信する。

2−4.正規のリモコンはパワーアンプが増幅した、車が出した電波をキャッチしているため、その応答を返す。(パワーアンプは車が出した電波を増幅しているだけなので、リモコンは車が出した電波であると認識してしまう)

2−5.リモコンが返す応答は微弱なものであるが、「パワーアンプ」はそれをキャッチし、強力な電波へと増幅し、車へと届ける。(先ほどと同様に、パワーアンプはリモコンが応答として出した電波を増幅しているだけなので、車はリモコンが出した電波であると認識してしまう)

2−6.車はリモコンからの応答が来たため、ドアを解錠する。

 

3.自分なりに考えた、この手口への対策

よくもまぁ、こんなことを考えるものである。

この発想力を社会に利することに活用してくれればどれだけ良いことか。

これの対策として、自動車メーカーはRFIDとして動作する、しないを簡単に切り替えられるようにスイッチをつける対策がよいのではないだろうか?

これが自動でできるようになればもっとよいのだけれど

 

 

 

 

 

 

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