Raspberry Pi 復旧計画1UbuntuでRaspbianのイメージを書き込む
SDカードが壊れてしまい、動作不能となったRaspberry Pi B+。
今回はRaspberry Pi B+を復旧させ、Raspberry Pi NAS化計画を進めるべく、Raspbianをインストールしていく。
1. Raspbianのイメージの入手
公式ページからダウンロードしてRaspbianはのイメージを入手する。
Raspberry Pi Downloads - Software for the Raspberry Pi
今回は2015-05-05-raspbian-wheezy.zipをダウンロードした。
ダウンロードが完了したら、適当なところに解凍してRaspbianのimgファイルを取り出す。
2.書き込み先の特定
dfコマンドはドライブの使用量を表示するコマンドである。
これを使って書き込み先の特定する。
まずはmicroSDカードをSDカードリーダーにセットする。
ちなみに今回使用するSDカードはこれ
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データが消えても良いものを用意しておく。
dfコマンドを実行すると、次のようにドライブの場所と、使用率、マウント先が表示される。
$ df -h
/dev/sdb1 15G 32K 15G 1% /media/username/3965-6339
このコマンドの結果から、書き込み先のドライブの場所を特定する。
今回の場合は/dev/sdb1がマウントしているSDカードのファイルシステムなので、
/dev/sdbが書き込み先のドライブの場所となる。
3.書き込みの実行
Raspbianのimgファイルが用意でき、書き込み先のドライブの場所を特定できたので、
いよいよSDカードに書き込みを行なっていく。
書き込みにはddコマンドを使用する。
ddコマンドはファイルシステムにアクセスしてデータのコピー・変換を行うコマンドである。
これを使ってSDカード(/dev/sdb1)に、Raspbianのイメージファイル(2015-05-05-raspbian-wheezy.img)を書き込むには、次のようにddコマンドを実行する。
sudo dd if=2015-05-05-raspbian-wheezy.img of=/dev/sdb1 bs=4M
Enter後、暫く待つと、
3276800000 バイト (3.3 GB) コピーされました
と表示され、書き込みが完了する。
次回はこの書き込みしたSDカードを使用して、Raspberry Piを起動させ、初期設定を行う。